インボイスが必要な事業者
経理担当者
税理士、会計士
記帳代行、事務代行、オンライン秘書
046Google有料サービスとインボイス
Googleドライブやスプレッドシート、ドキュメント、スライド、フォームを使っている事業者の方もいらっしゃると思います。
Googleドライブなどを利用する場合、主に個人利用向けのGoogle Oneとビジネス利用向けのGoogle Workspaceがありますが、事業者でGoogle Oneを利用していて、Googleドライブのストレージを追加する場合、Google Oneに課金することになります。
そこで、本記事では、
ビジネスでGoogle Oneを利用している
- 一般課税(原則課税・本則課税)で消費税の計算をする事業者
- 基準期間の課税売上高が1億円以上の事業者
- 基準期間の課税売上高が1億円以下、など少額特例の対象事業
がインボイスを欲しい場合に押さえておきたい内容をご紹介します。
確定申告や12月決算のタイミングの方で、Google Playのご注文明細を見て、消費税額は記載されているのに、インボイス番号が見当たらない、どこに問い合わせたら良いのか...と、困った😨、という事業者の方はいらっしゃいませんか?
私は注文明細を見て、インボイス登録番号が見当たらない、どこに問い合わせたら良いのだろう??Google LLCかな?、Google Asia Pacificかな?、それとも、Google Ireland Limited?どれだろう??となりました。
結論から言うと、
私が確認した時点(2024年1月中旬ごろ)で、Google Oneの有料サービスには、インボイスの発行はありません。
Google OneのサービスはGoogle Ireland Limitedというアイルランドにある企業が提供していて、インボイス登録をしていない為、インボイスの発行ができないのです。
インボイスの問い合わせが多いようなので今後対応して頂けるかもしれません。今後の対応に期待しましょう!
Google Oneにインボイスに関する問い合わせをするのに、次のような手順で問い合わせをしました。
- ①Eメールで送られてくるGoogle Playのご注文明細を開きます。
- ②Eメールの下の方に記載されているGoogle Playヘルプセンターをクリック(タップ)します。
- ※Google Playヘルプからでも③以降の工程にお進みいただけます。
- ③「何をお探しですか?」画面の下の方の「さらにサポートが必要な場合」の「お問い合わせ」をクリック(タップ)します。
- ④「ステップ1 どのようなことでお困りですか?」画面の入力欄にお問い合わせの内容を入力して、[次へ]ボタンをクリック(タップ)します。
- ※例えば、「日本のインボイス制度対応のインボイスについて」など。2文字以上100文字以内で入力します。
- ※ログインしていない場合)ここでログインを求められます。メールアドレスもしくは電話番号の入力、パスワードの入力、セキュリティの設定により2段階認証プロセスが求められます。
- ⑤「この問題の説明として最も適切なものを選択してください」と表示され、選択肢が出ますが、私が問い合わせた時点では適切な選択肢がなかったので「その他」をクリック(タップ)しました。
- ⑥「どの分野についてサポートが必要ですか?」と表示されるので、Google Playアプリを選択して[次のステップ]ボタンをクリック(タップ)します。
- ※いくつか選択肢がありますが、他は明らかに違うっぽい選択肢なのと、Eメールで送られてくるご注文明細にGoogle Playのご注文明細と記載されているので私が問い合わせた時は、Google Playアプリを選択しました。
- ⑦「ステップ2 リソース」と表示されるので、何も選択せずに[次のステップ]ボタンをクリック(タップ)します。
- ⑧「ステップ3 お問い合わせ方法」と表示されて、[チャット]と[メール]が選択できるようになるので、どちらかをクリック(タップ)します。
- ※私はチャットを選択しましたが、スムーズに対応して頂き、とても助かりました。
- ⑨[チャット]でも[メール]でも同じように、名前(グーグルアカウントに登録した姓名が自動で入力されています。)と取引ID(分からなければ「N/A」と入力します。)と問題の内容を具体的に入力して送信します。
Google Oneの料金プランは次の通りです。(2024年1月19日現在)
少額特例が適用できる事業者は、2TBの年払い以外は1万円未満なので2029年9月30日までの期間、インボイスの保存がなくても一定の事項を記載した帳簿の保存のみで仕入れ税額控除ができる、とされています。
Google Oneのインボイス対応が気になる方は、Google Playヘルプでご確認ください。また、インボイスについて確認したいことがある方は、税理士さんや管轄の税務署へ問い合わせてみてください。
補足説明
現状、Google Oneでは、インボイスの発行をしていないのですが、Google Workspaceはインボイス発行している、とのことです。また、Google Asia PacificがGoogle Workspaceのサービスを提供している、とのことでした。
少額特例
国税庁ホームページの少額特例(一定規模以下の事業者に対する事務負担の軽減措置の概要)の概要をご覧ください。
Google One
Google Oneについては、Google OneホームページのGoogle Oneの概要をご覧ください。
Google Workspace
Google Workspaceについては、Google Workspaceのホームページをご覧ください。