ライター・スタッフ紹介

益冨泰枝
電子帳簿保存法コンサルタント Diana Heart 株式会社代表取締役

益冨ますどみ泰枝やすえ

略歴
出身:山口県山口市
東洋大学文学部英米文学科卒業
山野美容専門学校卒業
羽田空港、サロンなど勤務
2017年 Diana Heart株式会社設立
2022年 わたしのDX情報マガジン創刊
現在、電子帳簿保存法に関する知識とIT、経営、様々なビジネスの知見に基づいて、執筆とコンサルティングを行なっています。

My Story

Preface今でこそ、Googleドライブを使ったり、スタッフから「ログインできない」など、相談されたら「こんな可能性があるからキャッシュをクリアして試してみて」など解決策が話せるようになりましたが、サロン勤務時代はITがなんだかあまり分かっていない状態でした。

当時、パソコンも持ってなくて特に必要性すら感じていなくて、iPadとスマホで十分、と思っていました。ITに詳しい方に出会い、色々話していくうちに美容業界ってIT遅れてるな、システムで何か解決したらお客様にもサロンにも役立つものができるかもしれないと考えました。

マツエクサロンについては、初めてマツエクされる方やマツエクのことがよく分からない方にも「人に褒められるマツエク」「お客様のTPOやご事情に合わせて最適なマツエク」のご提案をし、見た目が綺麗になるだけでなく、モチベーションも上がるマツエクを提供し、お客様と長くお付き合いしていきたいと考えていました。ありがたいことに、開業以来、リピート率は92%以上となっています。

『あなたは自分で独立した方がうまくいく』とか『自分でやっていく方が向いてる』、と何人もの人に言われたこともあり、そう言われるなら試してみよう、と思い、独立を決意しました。

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Independence当初はマツエクサロンと美容系システムのOEMで展開する方向で進めていましたが、縁があって、自社でITシステム開発、ホームページ制作、デザイン・編集・フォトプロダクション、芸能プロダクション、と多岐に渡るようになりました。

事業者の方で経験された方もいらっしゃるかもしれませんが、独立当初はやること・考えることはいっぱいある、資金はあまりない、お客様は少なく暇、という状態でした。

そこで、自分じゃなくてもできることは人に任せた方が良い、という意見もありますし、その通りだと思いますが、費用を抑えたい、ということと、暇なうちに自分で事務ができるようになっておくと、会社が大きくなって他の人にお願いする時やシステムを開発する時に役立ちそうと思い、経理や人事・労務など一通りやってみました。

人がシステムに合わせる使い方ではなく、UI/UXも含め、現場の人が使いやすいシステムでないと意味がない、と考えているため、実際に現場をやってみようと思ったのです。自分でやっていなければ、「法人が、個人のタレント・デザイナー・税理士・弁護士・弁理士などに報酬を支払う時に、10.21%の源泉税を引いて支払う(100万円以下の場合)」みたいな基本的なことも気づかなかったでしょう。

今まで特に事務経験などはありませんでしたが、経営する上では必要なので実際にやってみると、苦ではなく、知識やスキルもついてくるので税理士さんや社労士さんと話す時にスムーズに話しができるようになり、経験して良かったと思えました。

さて、なぜ、マツエクを施術するアイリストの私が一見全く畑違い(異分野)の電子帳簿保存法コンサルタントをやるようになったか、というお話をします。

Turning point2021年末のニュースで「電子帳簿保存法の電子取引」の義務化について初めて知り、びっくりしたのと同時に、現代の商習慣を考慮するとほとんどの事業者が義務化に対応する必要があるけど、事業者のみなさん、知ってるの?という印象を受けました。

電子帳簿保存法とは帳簿・書類の保存方法についての制度なので、当然、私の会社にも関係があるので調べ始めました。もちろん、当初は自社が対応するためで、他の会社のコンサルティングをすることなど考えてもいませんでした。

電子帳簿保存法について調べたり、セミナーなどで話を聞くと、表面的には簡単そうに見えます。実務をやっている当事者としては、なんとなく想像できるし、私も実際、こんなの余裕だし、もうちょい後回しでいっか、と思っていました。分かった気になってしまうんです。

しかし、具体的に運用するのにどうしていくか考えてみると「これは思ったより準備に時間かかるし、余裕こいてる場合じゃないな。」に変わっていきました。

対応する為の必要な要件

税務や経理についてある程度の理解が必要。
電子帳簿保存法の制度についての理解が必要。
システムを使って対応する場合はシステムの特徴を把握する。
運用面では、実質パソコンが使える必要がある。
場合によっては業務フローの見直しが必要。

これら5つの要素が1つでも欠けるとちゃんと運用して行くのが難しいということが分かってくるにつれて、対応が簡単でないことが分かってきました。

そして、何よりも、電子帳簿保存法の中でも「電子取引」の区分については1つでも電子取引があると白色申告、青色申告関係なく全事業者が2024年1月から義務化の対象となるんです。ただ保存すれば良いだけではなく、要件を満たして最大10年間保存する必要があるのでこの点も視野に入れる必要が出てきます。

「知らなかった」とか「顧問税理士から何も言われてないから何もしない」とか、そんな事業者の事情は、税務署にとってどうでも良くて、最終的に不利益を被るのは対応をしていない事業者自身になります。

私は、電子帳簿保存法の一問一答を何度も読み、法律施行規則にも目を通し、実際の運用をする時にどうすれば良いかを考え、曖昧なところや矛盾してると感じたことは税務署に直接、何度も確認しています。

更に、代表的なシステムを使った場合の良い点や懸念点をリサーチしたり、新製品や売れているパソコンやプリンター、スキャナ、複合機などについて家電量販店に直接行って詳しい店員に聞いたりしています。ここまで調べると色々分かってきたりします。もはや、電子帳簿保存法ヲタクみたいです。

中小企業の経営者や経理担当者、個人事業主の立場からするとただでさえ普段の業務で一杯一杯なのにそこまで手が回らないよ、とか難しくてよく分からないよ、という状況ではないでしょうか?

そのような事業者のお役に立ちたい、と思うようになり、電子帳簿保存法のコンサルティングを始めることにしました。

Presentこれって、税理士さんに相談する案件じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。私も最初はそのように思っていました。そこで、何人かの税理士さんにもリサーチしてみたところ、電子帳簿保存法まで手が回っていない、ということが分かりました。また、弁護士にも相談しましたが、税理士業務に該当しない範囲では問題ないと言うことでしたので、ご安心ください。

電子帳簿保存法に関する相談は、税理士さんの他、システムを使って対応する場合は、ITコンサルタントが相談にのるケースもあります。

私の場合は、税理士やITコンサルタントとは違った立場と視点で、システム利用の有無に関係なく、お客様の現在の事業規模や将来の成長を考慮して「要件を満たす」ようにアドバイスさせていただきます。特に、データを最大10年間保存しておく必要があるので、目先の問題解決だけに囚われず、10年後を見据えて、お客様の立場でより良い、そして、変化に強い、柔軟なご提案をさせていただきます。

最後に電子帳簿保存法やインボイス制度は、始まったばかりで、誰にとっても同じですが、前例がないのでよく分からないのです。そのような状況の中でも、少なくとも義務化の対応を準備していく必要があります。

Features and strengths of my consulting

お客様の立場に立ちながら、電子帳簿保存法に関する様々な課題に対応し、最適な解決策を提供します。

  • 税理士やITコンサルタントとは異なる立場と視点電子帳簿保存法に関するコンサルティングを税理士やITコンサルタントとは異なる視点から行います。お客様の事業規模や将来の成長を考慮し、要件を満たす最適な解決策を提案します。
  • 総合的なサポート電子帳簿保存法に対応する為には、税務、経理の知識とその周辺の経験だけでは難しく、ITの専門知識やビジネスに対する幅広い知見が必要です。お客様のビジネスの業務分析などを行い、IT、経理、ビジネスを踏まえて包括的なサポートを行います。
  • 長期的な視野と柔軟性電子帳簿保存法では最大10年間のデータ保存が求められます。私は目先の問題解決だけでなく、将来の変化やお客様のニーズに柔軟に対応し、長期的な視野で最適な解決策を提案します。
  • システム利用の有無に関わらず対応システム利用の有無に関係なく、お客様の要件を満たす方法をアドバイスします。ITに詳しくない方でも理解しやすいように説明し、適切な選択肢を提供します。
  • 研究と情報収集に基づくアプローチ電子帳簿保存法に関する最新の情報を継続的に取得し、法律や制度の変更にすみやかに対応します。また、システムや機器に関しても常に最新のトレンドをリサーチし、お客様に最適な選択肢を提案します。
日御碕明大
DX事業戦略コンサルタント ビジネスプランナー 富士フイルム認定プロフォトグラファー

日御碕ひのみさき明大あきひろ

略歴
出身:東京都世田谷区
東京理科大学物理学科卒業
1994年 IT会社設立
2007年 ゲーム開発会社設立
2008年 経営コンサルティング会社設立
2017年 Diana Heart株式会社を共同で設立
2022年 わたしのDX情報マガジン創刊

My Story

1988年プログラマーとして活動開始、AI開発の初期である第五世代コンピュータや自然言語解析、ニューロネットワーク、ゲノム解析システムなどの構築に関わる。

1994年IT会社を起業、初期の携帯電話コンテンツやアニメ・映画・音楽コンテンツのマーケティングや販売、インターネット基幹システムの構築などで事業展開、IPO準備段階まで進み会社を譲渡。

その後、様々な会社を設立。ゲーム会社では、総合プロデュースを、CI、 IR、経営コンサルティング会社では、1次産業からバイオ関連企業、編集プロダクションやIT企業などのコンサルティングを含め300社以上の新規事業の立案を経験。それらの経験に基づき、全く新しい概念の統合業務Webプラットフォームを企画・開発。

その他、音楽スクール運営会社や当社Diana Heart株式会社を共同で設立、現在に至る。上記の他、デザイナーや編集、フォトグラファー約14年(現在、富士フィルム認定フォトグラファー)、スピリチュアルカウンセラー約15年ほどの経験を有している。

趣味は、スキー(SAJ 1級、SIA Gold)、映画(年間100本前後のロードショウ公開作品を観ている)、アニメなど

IT(UNIX技術者、企画、ディレクション、プロダクトデザイン)、数社の経営経験、数百社の様々な業種のコンサルティング経験と行動経済学を活かしたITビジネスの立ち上げやDXによる業務効率化まで幅広くコンサルティングやサポート、受託をしています。